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今回の上海通信では、最近よく聞かれるビジネスプロセスアウトソーシング(Business process outsourcing:BPO)とマイツが提供するサービスをご紹介します。
現在、大企業を中心に、間接部門のアウトソーシング化が進んでいます。特に、今までの企業の財務を、①経理(数字の集計)と②経営企画(予算立案・予算実績管理・経営意思決定の為の財務資料作成)の2つに分け、①経理(数字の集計)をアウトソーシングする傾向があります。
アウトソーシングする目的と今後の傾向を以下にまとめます。
(1)コスト削減
外注化により間接部門の人件費を抑制します。大企業といえどもそこに人的、経済的資源を向ける余裕がない等の理由から、外注化する傾向があります。
(2)業務改善
外注への移行段階で、業務の標準化を行います。その過程で現在の業務の見直し・改善を行います。
特に、企業の日々の経済活動を記録する経理業務は、他の部門との連携が重要である為、経理業務の標準化は、会社全体の業務標準化の中核を成すと言えます。
また、こういった業務の標準化作業が、後述する内部統制構築でも重要となります。
(3) 経営資源の集中
激しい競争時代を生き抜く為に、経理部門の簡素化、コストダウンを行い、人的・経済的資源を本業の業務に集中する事が必要となってきます。
経理業務は間接部門であると同時に、経営の指標となる重要なデータを作成する部門である為、BPO提供会社には業務の標準化、安定した運用が求められます。
BPO提供会社は蓄積した税務会計のノウハウを提供してくれる相談相手、パートナーとしての役割も重要です。
(4) アウトソーシングの今後
今後アウトソーシングを提供するコンサルティング企業に求められるのは、単なる個別業務プロセスの受託から、ビジネスプロセスの改善提案を行い、新たなビジネスモデルの構築を共に考えるパートナーとしての役割です。その分野のプロフェッショナルとして、蓄積されたノウハウを生かし、経理業務フロー改善、J-SOX法に対応した内部統制構築への対応等の役割が求められています。