[2012年2月号] 資金調達について

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 皆様、あけましておめでとうございます。
1月号は日本の暦に合わせての「あけましておめでとうございます。」ですが、2月号は中国の暦(春節)に合わせた「あけましておめでとうございます。」になります。
さて、私がこの記事を書いている時点では、広州市の最低賃金は1470元前後に引き上げられる可能性が非常に高くなっています。そして、発表通りにシンセンの最低賃金が引き上げられていれば、1500元になっているかと思います。
ワーカーのコストパフォーマンスを真剣に考える時が来たのではないでしょうか?今回は資金調達の方法について少し触れてみたいと思います。


1.増 資
 増資をするには、下記諸官庁等の申請が必要です。
 ・対外経済貿易委員会
 ・外貨管理局
 ・公認会計士事務所への験資証明発行の申請
 ・工商局
 ・質監局

他にも国税局や地税局、銀行の登録情報変更等様々な手続が必要になります。
(目安2~3ヶ月)
実際には、手続の途中で増資したお金が使えるようになるのですが、それでも最低1ヶ月半程度の余裕は必要です。


2.親会社からの借り入れ
 投資総額と登録資本金の差(投注差)の範囲内での親会社から借り入れる方法。
 時間短縮は可能ですが、投注差の範囲を超えての借入ができない為、
 ① 額に制限がある②適切な金利を乗せて親会社に返却しないといけない等の条件があり大きな金額を動
   かすには向いていません。
 

3.債務を出資持分化
 条件が色々ありますので別の機会にご紹介したいと思います。
 やはり、お金の事ですから「ご利用は計画的に」が一番です。
 急に資金ショート等にならないよう普段から計画的に資金を使い、お金の管理には注意を払っておきましょう