[2011年12月号] 給与平均のカラクリ

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  今回は、誰でも気になる給料について、少し触れてみたいと思います。
11月11日の発表で「南方人材2011~12 年度広東地区報酬調査報告」が発表されました。これは多種多様な業種の給与を約83万件集めたデータに基づいて発表されています。

 

  トップは金融・保険の6,225元で最下位は交通運輸・物流の3,224元となっています。
車両製造は4,204元、化学工場・バイオは3,917元となっています。

 

   これを見ると、おや?自分の会社よりも何か高い気がするぞ?という疑問をもたれる方がおられると思います。では何故、こういったことが起こるのか?

 

  実は、この回答を返している中に、いわゆる「高給取り」と言われる方が入っています。そういった方が、給与の平均をグッと押し上げています。給与格差のことを知っていれば、気がつくカラクリなのですが、知らないローカルスタッフが見ると、無用なストライキに発展する可能性もあるので注意が必要です。

 

   話はかわりますが、来年の予算を設定する時に、社会保険の積立や予算枠を取っておくとよいかもしれません。2011年10月15日までさかのぼる可能性があります。