PDF版はこちら → ひろよしくんのみみ 2022年8月号
～ 伝統工芸の会社が勝ち残れる方法はこれだ！！ ～
安倍元首相が参議院選挙の応援演説中に暴漢の発砲で死去するという痛ましい事件が起こりました。世界各国から寄せられる哀悼のメッセージから安倍元首相の功績がいかに大きかったかを窺い知る事が出来るのではないかと思いました。
それだけの人物であるのに、SPが一人とは日本の要人警備体制はチョットお粗末な感じを受けましたが、皆さんのお考えはいかがでしょうか？
さて、今月は奈良に本拠地を置き、苦境に陥っている日本の伝統産業を元気にしている中川政七商店の記事が日経ビジネスに掲載されていましたので取り上げたいと思います。
中川政七商店は300年続く老舗企業。業態としては茶道具や小物雑貨を企画製造し百貨店などに卸していました。 このビジネスモデルをSPA（製造小売り業）に転換、現在全国に59店舗を展開しています。（出店場所を見ていると、若者にアピールしたいのかなと感じました。）それだけに終わらず、縮小傾向が続く伝統産業を活性化させるべく、コンサルティング事業や全国産地組合などを立ち上げている元気一杯の会社です。中川政七商店＆第13代政七氏のプロフィールがこちら。
このプロフィールを見ていると、何の失敗もなく順調な人生を歩んでいる様に見える第13代目中川氏ですが、
この様な紆余曲折を経て今の中川政七商店があります。
社員を一枚岩に出来たのは、「日本の工芸を元気にする！！」という明確なビジョンを打ち出したから。
