PDF版はこちら → ひろよしくんのみみ 2021年9月号.pdf
~ 地域密着型ビジネスのあり方はこれだ!! ~
東京2020オリンピックでは、日本選手が大活躍!!金メダル27個を含む58個のメダル獲得数は、過去最高!!柔道、体操、野球、ソフトボール、ゴルフには私も見入ってしまいました。
オリンピック終了後は、コロナが猛威を振るい、東京では連日5千人、大阪でも2千人以上の感染者が発表されています。皆様も十分に感染しないよう気を付けて下さいネ!!
さて、今日は広島、岡山、香川、徳島、兵庫の瀬戸内地域で、元気一杯のスーパーマーケットをご紹介したいと思います。会社名は、株式会社ハローズ。通常、食品スーパーの経常利益率は、2.5%以下ですが、ハローズは何と5%もあります。
ハローズの異色経営は、原則24時間営業体制。ご存じのように、コロナ禍前、コンビニ、スーパーでは人手不足⇒コストアップ⇒経常利益率のダウンが起こっていましたが、ハローズでは仕事を細切れに分散し、「単能工」制度(各アルバイト社員が自分で働けるシフト時間を決める事が出来る制度)を導入。これでアルバイト社員の商品知識の習得が不要となり、自分の作業内容を単純化する事が出来ます。その無理のないオペレーションが、勤務したい気持ちにさせる⇒好循環を生み出す。
営業収入、経常利益を順調に伸ばし、瀬戸内商圏に店舗を拡大。コロナによる巣籠り需要も取り込んで2021年は大きく成長した事が分かります。
CI(コーポレート・アイデンティティ)により社名変更したハローズとは、「High Quality and Low Price Stores」の頭文字を取ったもので、「より良い品をより安く!!」という会社のポリシーを表現したもの。
24時間の食品スーパーにしているのは、お客様が買いたい時間に買いたいものを買う事が出来るというコンセプトを貫いたもの。そして、その気持ちを社員にも伝える為、月に一度は役員が深夜の営業状況を見回りチェックしています。
そして、佐藤利行社長は、「コンペティターの参入は大いに結構!!コンペティターがあって企業が切磋琢磨する事により成長出来る!!」と話しています。
24時間営業と店舗は全て600坪とする標準化、そして単能工制度で人材を確保。瀬戸内商圏の消費市場は2兆7千億円と東京都の2兆5千億円を上回り、この好循環を軸にこの地域でシッカリと根を張り、現在の店舗数90店舗を180店舗に、営業収入を3千億円に伸ばす事が中長期構想です。