[2015年3月]コラム第1回 中小企業で果たすべきCFO業務

2015.03.01

コラム_タイトル用.png      

                                                        経営開発室 片瀬陽

 

 

コラム第1

 

みなさん初めまして、今後マイツでコラムを執筆いたします片瀬と申します。
以前はメキシコに駐在しており、日系企業のメキシコの進出のサポートを行っていました(今、メキシコは日系企業の進出がとても熱いです←メキシコの駐在経験を基にいろいろお話しさせていただくこともできます)。

 

今回から一定のテーマを持ってコラムを執筆していきますが、最初のテーマは“中小企業の海外ビジネスにおけるCFOの大切さ”としたいと思っています。私もメキシコで多くの日系企業がCFO機能の不足により、問題を抱えているのを目の当たりにしてきました。これはメキシコに限らず国際ビジネスを行うすべての会社に当てはまることですので、貴社海外ビジネスの今後の成功のために一読いただければ幸いです。

 

 

20150301_コラム001.png

 

 

さて、それではCFOについてお話をしていきましょう。CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)は財務部門のトップを指し、企業価値の最大化、投資判断能力、経営戦略の実行がその主な機能となっています。この3つの言葉は非常にコンパクトにまとまっており、CFOの業務を明確に表しておりますが、中国をはじめとする各国の駐在員にこれらのCFOの機能しっかり果たさなくてはならないと声高に伝えても何ら響くものではありません。

 

 

 それは何故か?

 

 

私も海外(メキシコ)で拠点を構え一国一城の主として活動したことがありますが、お客さんの殆どはメキシコでのビジネスの歴史が浅く、2010年からの大手日系自動車メーカーの相次ぐメキシコ進出に併せてメキシコに進出した中小の部品メーカーさんでした。新規でメキシコに進出したお客さんの多くはメキシコにおける業務を拡大するために、その駐在員は基本的に営業畑の者から選ばれます。営業畑の方達にやれ企業価値の最大化、やれ投資判断能力、やれ経営戦略の実行だと説いても言葉の表面をなぞることが精いっぱいであり、それをブレイクダウンして考えることは不可能です。

 

 

そもそもこれらの言葉はマネジメントをその発端としており、今までマネジメントと所縁のなかった営業畑の方達に理解しろと言っても難しく、全ての駐在員はそのセンスにおいてマネジメントを行うのです。もちろん現地での売上を作ることが第一に必要ですので、最初に出向させる駐在者は営業畑の方以外の選択肢はあり得ません(特に中小企業)。中小規模の多くの日系企業において、“CFOとして求められる機能とセンスのギャップがブラックボックス”なのです。

 

 

次回は、CFOとは何かを簡単にわかりやすくお話しできればと思います。CFOが何かを海外駐在員に求められているCFO機能は何かをこのコラムを通してお伝えできればと。

それでは次回のコラムをお楽しみに!!

 

以上