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2012/10/01

今回はお客様から良く質問を受ける外国人の社会保険加入についてＱ＆Ａスタイルでお答え致します。

Ｑ1：　現地採用の日本人スタッフの場合、中国の社会保険に加入する必要はありますか？

　Ａ：　 中国国内で就業する外国人（就業証の取得をした)は、社会保険に加入しなくてはなりません。

Ｑ2：　日本国内で既に、社会保険・厚生年金をかけていますが、日本から長期派遣されて

　　　　居るスタッフであっても、中国国内の社会保険に加入しなくてはなりませんか？　　

　Ａ：　現時点では、日本と中国とでは、社会保険協定を交わしていない為、中国国内で就業する場合、

　　　　仮に日本国内で社会保険・厚生年金に加入していても現地の社会保険に加入しなくてはなりません。
　　　　（参考）
　　　　社会保険加入の適用範囲
　　　　中国国内で就業するケース
　　　　1・中国国内の企業(内資・外資・合弁等を含む)に直接雇用された外国人
　　　　2・中国国外で雇用された後、中国に派遣されて就業する外国人
　　　　上記どちらのケースであっても、中国国内で就業する外国人(就業証の取得をした)は、社会保険に加入

　　　　しなくてはなりません。

Ｑ3：　外国人が加入しなくてはならない保険にはどのような種類がありますか？

　Ａ：　 基本的には、中国人の方と同じ次の5種類の保険に加入する必要があります。
　　　　①養老保険 ②医療保険 ③工傷保険 ④失業保険 ⑤生育保険

Ｑ4：　退職前に日本へ帰任する場合、年金は掛け捨てになりますか？　

　Ａ：　中国の規定によると退職前に日本へ帰任し、退職金を受領できない場合、個人の年金 口座を保留し、

　　　　再度中国に入国した際、引き続き年金をかけることができます。或いは、今後、中国に戻ってくる予定が

　　　　ない場合は、本人が書面により申請することにより、掛け金を一括で払い戻せることとなっておりますの

　　　　で、掛け捨てにはなりません。