【2018年12月】税務調査への対応

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12月に入り継続分を除き税務調査も一段落の時期になりました。税務調査っていやですね。別に悪いことをしているつもりはなくてもドキドキしますよね!決算・申告も所詮人間がすることですのでケアレスミスの可能性もあるでしょうし、時間も取られて気持ちが重たくなるものです。

  でも事業をしている限り、調査の頻度の差はあっても税務調査は避けて通れないものです。

そこで今回は税務調査の主だったポイントについてお話ししたいと思います。

○通常の税務調査の流れ

普通調査の場合、調査期間は通常1日から2日かかります。最初、事業概要・経理処理の流れなどのヒアリングから始まり、具体的に請求書・領収書の証憑書類と帳簿を確認していきます。そして最終日には総括として問題点の指摘などの話があります。

○よく見られる(必ず見られる)項目別ポイント

①売上 取引の全てが計上されているか、期末までの取引が計上され

   ているか、関連者間の取引金額が妥当であるかなどです

②売上原価 売上に対応した原価であるか、仕入・外注費・関連者間の

取引、期末の棚卸金額は適正であるかなどがよく見られます。

③人件費 源泉徴収簿と決算書の金額を突き合わせていきます。

この際に従事員の実在確認もされます。

④修繕費 修繕費として処理した項目で固定資産に計上するものはないかの観点から請求明細などがチェックされます。

⑤交際費 以前に比べて交際費の損金枠は広まってきましたが、福利費、広告費などと区分に悩む科目で、よく見られる科目の一つです。交際費の相手先は誰なのかをわかるようにしておきましょう。

 上記主だったものの他にも各社企業様の事業内容・形態により個別に押えておきたいポイントが存在します。またほとんどの項目は消費税にも影響しますので個別にご相談ください。