【2021年12月】あなた、KEYENCEのビジネスモデル学んでいます~??

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 PDF版はこちら → ひろよしくんのみみ 2021年12月号.pdf

 

~営業利益率を高める方法はこれだ!!~

 

東芝はここ数年、アメリカ原子力事業での巨額損失、PC販売の売上の水増し、そして今年4月CVCキャピタル・パートナーズの200億ドルの買収提案拒否と問題が続いています。これが引き金になり車谷CEOが辞任。先月12日、今後事業再編を実施し、インフラサービス事業、デバイス事業、半導体メモリー事業の3事業に分割する事を発表しました。

 

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コングロマリットを分割して、東芝ブランドの各事業分野での価値向上を目指したものと言えます。現在の東芝は家電製品などの直接消費者に販売するB to C製品は大幅に絞り込み、企業向けのB to Bが主力となっています。そこで、B to B最高峰のKEYENCEとの比較を日経新聞が取り上げていましたので、この記事を参考にして書いてみたいと思います。

 

みみ20211201_04.png売上高は、TOSHIBAがKEYENCEの3倍ありますが、何とKEYENCEの粗利益率は82.7%とTOSHIBAの3倍強。営業利益額ではKEYENCE がTOSHIBAの4.4倍あり、営業利益率では何と19倍強KEYENCEが勝っています。

KEYENCEの粗利率82.7%、営業利益率55.6%は日本の上場企業の中でもトップでないでしょうか。

高収益企業KEYENCEのビジネスモデルはどうなっているのでしょうか?

KEYENCEは、センサーを中心としたファクトリー・オートメーションのトップ企業ですが、その特色は次のとおりです。

 

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