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~ 真の中小企業の事業承継対策はこれだ!! ~
先月20日に沖縄以外の緊急事態宣言は解除になりましたが、まん延防止等重点措置に移行、コロナ終息にはまだまだ時間が掛かりそうです。ひろよし君は先月、高齢者枠で予防接種を無事2回打ち終えました!!
皆さんは、由紀ホールディングスという会社はご存じでしょうか?傘下にある由紀精密の大坪正人氏が立ちあげた会社ですが、中小企業の事業承継対策の一つの事例になるのではないかと思いますのでご紹介します。
大坪正人氏と由紀精密&HDのプロフィール
1975年 |
神奈川県茅ケ崎に生まれる(現在46歳)。由紀精密3代目社長 |
2000年 |
東京大学大学院工業系研究科産業機械工学卒業とともに、ベンチャー企業のインクスに入社。同級生は、外資系金融会社やコンサル会社に就職していましたが、大坪氏は敢えてハイリスクなベンチャー企業を選択。 インクスは、1990年山田眞次郎氏によって設立された会社。3次元CADのデータから図面を介さず短期間で金型を設計・製造できるシステムを開発した当時バリバリの新進気鋭の会社。 入社して直ぐに「世界最高速で成形品を作れ ⇒金型を「標準化」する事で開発に成功!!製造技術だけでなく、山田社長が土曜日に開催する経営スクールに参加して、マネージメント能力も磨く |
2006年 |
1950年に設立された金属精密切削加工業の由紀精密に常務として入社。(破綻寸前のネジ下請け家業) その後、10年間で売上を4倍まで増加させ、経営危機から脱却させる。 成功要因は、①独自の研究開発部門を立ち上げて下請けからの脱皮を図った事、②航空宇宙・医療関連の部品製造と事業シフトを拡大し売上を20%伸ばせた事 |