【2017年6月】あなたの会社、徹底した顧客志向を貫いています~?

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            ~ 100年以上続く企業の強さの秘密はこれだ!! ~

 5月15日創業100周年を迎えたTOTO。ライバル会社となるLIXILがM&A戦略を採用するのに対し、徹底した自前主義。

 もともとTOTOもLIXIL(旧INAX)と同じ森村グループなのです。 But!! 2社は戦略面において全く違う方法を選んでいます。

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ウォシュレットに関しては、商品化に相当の苦労がありました。

体格、座り方などでなかなか上手くお尻に水が命中しない。

・社員300人のデータを集めることでノズルの長さ、水を出す角度を研究。

⇒ 角度は最終的に43度で設定。

・日本では直ぐに販売が伸びましたが、アメリカや中国ではなかなか販売が伸びない。

⇒ 来日して気持ち良さを実感した人の口コミで凄い勢いで伸びている。

TOTOにとってウォシュレットの市場占有率は40%を超え、営業利益の40%を占める主力製品に成長。

 But!! 最も頭が痛い問題は、売上高に占める海外比率の割合が20%しかない事。

 上記表のとおり、総資産経常利益率は抜群の比率となっています。

製品の良さから販売価格決定権をTOTOが持っているため、売上高経常利益率は高いのですが、総資産回転率が1回を切る状況になっているのが気になるところではあります。 

TOTOの特長はあくまで顧客の満足を最優先する事!!自前主義を貫く次なる戦略は…