世界ではアメリカ大統領のトランプ氏がシリアのアサド政権が化学兵器を使用したと
して空爆、その関係でアメリカとロシアの関係は極端に冷え込んでいます。
更にアメリカは中国に対し北朝鮮への制裁圧力を強めることを要求。世界情勢は全く
混沌とした状況に置かれることになっています。
保護主義化に向かう世界情勢の中で、資源とマーケットが限られている日本はあくま
でグローバル化を推進する必要があると考えているのですが…。
この様な環境下において創業者の高原慶一朗氏から事業承継後15年間で売上が3倍、
海外での売上比率が6割を超えるほどのグローバル化を進めたユニチャームの高原豪
久氏の戦略を考えてみたいと思います。
売上高こそ2016年12月期は3.8％減になりましたが、破竹の勢いで成長を遂げてきた
ユニチャーム。丁度私が上海に進出した頃、上海市郊外で工場を建設されていたこと
を思い出します。（懐かしい～！！）
ユニチャームの歴史を見てもらっても、常に消費者が求める新しい製品への挑戦と
アジアをはじめ各国への進出を図っています。本当に素晴らしいですね！！
高原社長は、「常に顧客の先を行く提案を続ける」、「現地での生産では先ずハン
ズオンでユニチャームの技術を教え、その後は各国の文化・習慣に合わせた製品に
昇華させる為にハンズオフして現地社員の考えを採り入れる」と言っています。
更に単に収益性だけを重視するのではなく、
「Ｅ（Environment）・Ｓ(Society)・Ｇ（Governance）」
(環境、社会、ガバナンス)を考慮した投資をしていく事をポリシーとしています。
