~JAL、日本再生の秘訣はこれだ!! ~
先月19日、日本航空が会社更生法適用を申請、受理され更生計画が開始になりました。
元々、日本航空には、①リーマンショック以後の乗客減、②年金問題、③現社員の人件費の高コスト体質、④ジャンボ機など燃費の悪い機材買換え遅れ、⑤政治家、官僚などからの要請による不採算路線への進出などが響き、負債総額2兆3千億円という天文学的な数字の破綻である事が分かって来ました。
更 生 計 画 の 骨 子
更生計画の内容 | 影響など | |
1 |
企業再生支援機構&日本政策投資銀行9,000億円の出融資 | 再生が上手く行かなければ、一部は国民の負担に。 |
2 |
一般商取引債権は全額保護 | 一般債権者にとっては嬉しい対応。 |
3 | 銀行団債権放棄3,585億円 | 銀行業績下振れの可能性あり。 |
4 | 資本金100%減資 |
保有株式は紙切れになる。
株式がリスク負担。 |
5 | マイレージはそのまま引き継ぐ |
もしマイレージの未払計上をすれば、債務超過の金額は更に増える。
カード保有者にとっては朗報。 |
6 | 企業年金支払額の減額 |
日航OB、現役社員には痛手。 |
7 | 人員1万6千人弱の削減 |
失業者の増大。
社員のモチベーションダウン。 |
8 | 不採算路線からの撤退31便 | 撤退路線地区の経済活性化阻害。 |
この再生業務のトップに京セラ名誉会長の稲盛氏がCEOに就任。
その稲盛会長就任の弁。