~ミッション達成の秘訣はこれだ!!~
サブプライムローン問題から、アメリカ経済の減速。ドル売りが続き一時は95円台に突入という、急激な円高が進行。でも今回の円高は、他の通貨との関係では円安。このまま行けば世界の基軸通貨はユーロになるのでしょうか???
更に、日本では日銀総裁が空白になるという異例の事態が発生。(2008年3月20現在)。これでは世界から日本の政治は機能不全に陥っていると言われても仕方がないと思うのですが・・・。本当に困ったものです。
さて今月号は「新銀行東京」が、なぜ破綻寸前まで追い込まれたのか考えてみたいと思います。
2003年大前研一氏が「貸し渋りに会う中小企業対策」 として、新銀行設立構想を 石原都知事に進言
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東京都知事選挙の事もあり、石原都知事はこの進言を採用
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2005年「新銀行東京」設立
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都庁の中には、銀行運営を出来る者はいないので、トップ人事について奥田トヨタ会長(大学の先輩)に相談
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奥田トヨタ会長、部下であった仁司泰正氏を推薦
この仁司氏、
GMとの合弁やトーメンの企業再生に力を振るった実績はあるのですが、
金融関係の運営管理の経験はなし。
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仁司氏の銀行運営のビジネスモデルの一つである
融資戦略は、少々焦げ付きが出ても、融資を拡大し、それ以上の受取利息を稼げば良いという乱暴なもの。他のビジネスモデルはなし。
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銀行設立当時から考えると、
金融庁からの指示もあり、また各金融機関の不良債権問題も片付いてきた事から、他行も中小企業への融資拡大。
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今年3月には
ほぼ資本金の1千億円の累損となり、石原氏は金融庁の検査回避の為、400億円の増資を都議会に要請
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石原都知事の最大の汚点となったこの「新銀行東京」失敗の原因を探ってみると・・・
1.新銀行東京設立を都知事選を戦う目玉にしようとした事。(私心の介在)
2.執行者の人選誤り。(銀行経営未経験者が銀行運営をするには無理があった)
3.他銀行が融資に積極的になるという、経営環境の変化に対応できなかった。
>>ひろよしくんのみみ2008年4月号.pdf(1.1MB)