【2020年5月】あなた、「キングダム」から経営哲学、学んでいます~?

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~社員のモチベーションと能力を高める方法はこれだ!! ~

 

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、4月18日現在世界の感染者数220万人、死者15万人、日本では感染者数9,849人、死者207人になりました。本当に何処まで感染するのか恐ろしいですネ!!

日本は諸外国と違い、法的拘束力のない緊急事態宣言を発出したため、海外からは生ぬるいとの批判が出ていますが、国民一人一人の自主的な判断で感染拡大を防げたら、日本人の民意の高さを証明できるのではないでしょうか?是非、「Stay home!!」で感染拡大を国民全員の力で食い止めましょう!! 

 

今月は、Stay home中にはまってしまった、「キングダム」について書いてみたいと思います。「キングダム」は中国春秋時代に生きた戦災孤児の「信」と後に秦国国王となる「?政」(えいせい)が、大将軍と国王として中華統一を目指す長編漫画です。累計発行部数は4千万部を突破し、映画化もされている超ヒット商品ですが、色々な人物を登場させる事によって、経営者、経営管理層、一般社員それぞれの立場から読んでも面白い漫画になっています。

ひろよしくんが考える「キングダム」から学べる主要6項目がこちら。

 

漫画「キングダム」から学べる主要6項目

 

内 容

効     果

1.リーダーシップのあり方

「信」は戦闘能力には長けていますが、戦略を練る事は得意ではありません。戦略は、剣士でもある羌?」(きょうかい)に任せます。リーダーの資質は、①自分の意思を明確に表明出来る、②他人に対して寛容である、③メンバーから信頼を得られる人物と言われますが、統治した国の民百姓には一切危害を加えず、自分の強み、弱みを知り、弱みの部分を部下にさらけ出す。その不完全さが、却って人望を作り上げる事が分かります。

2.組織の作り方

一介の戦災孤児が、剣の技術を身に着け、戦功をあげるごとに、部下が増え、「飛信隊」という部隊を結成して、5人、10100人、千人と組織を纏めて行きます。どれだけ大きな組織になっても、常に小部隊が個々に自由に動ける組織体制の方式は、京セラのアメーバ方式に似ていると思います。

3.人材育成の仕方

「信」は秦国の六代将軍の一人である「王騎」に修業をつけてくれと頼みますが、「王騎」は一つ上、一つ上の戦場を与えて「信」を鍛えて行きます。

4.戦略や戦術の磨き方

「キングダム」自体が戦略と戦術について書かれています。

5.働き方(各人の役割)とは

「キングダム」のなかでは、経営者的な立場で登場する人物、上司、一般サラリーマン的な立場で登場する人物が描かれています。そしてそれぞれが、それぞれの立場を理解して動く事が肝要であると書かれています。今回出されたコロナウイルスの緊急事態宣言は、宣言者は安倍首相ですが、その必要性を提言しているのは「基本的対処方針等諮問委員会」のメンバーの意見、そして具体的施策は都道府県知事が行います。

6.話し方の重要性

「キングダム」では戦いのシーンが描かれていますが、シーン毎に将軍たちが部下に何をどう伝えるのか、非常に参考になります。「信」の指導役であった「王騎」は戦場で倒れる前に、「信」と一緒に自分の馬に乗りました。「信よ、目を瞑って深呼吸をせよ。そしてそっと目を開けよ。前に見えるのが、大将軍の景色じゃ!!」この一言が、「信」を大将軍にして行く話し方だと感じました。「伝え方が9割」という本がありましたが、優れた将軍が、自国や自軍が置かれた状況を的確に把握し、兵たちに何故戦うのかと説明するシーンは非常に印象に残りました。

 

 

この6つの内容だけでなく、「キングダム」では如何に戦いを避けるかが書かれています。これこそ孫子の兵法でいう、「戦わずして勝つ!!」ですが、コンペティターと手を組むことで、業界のマーケット全体のパイを広げる考えもあるのではと勉強になります。

 

 

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