[2009年2月号]2009年度昇給率その2

  前回は弊社で行った、2009年度の昇給率アンケート結果についてご報告しました。その後、中国系・欧米系調査会社からも数値が公表されました。今回は「データ集」として、各方面から
公表された数値と、上海地区における過去15年間の「平均賃金データ」をまとめてご紹介します。

まずは、各アンケートの調査結果を一覧でご報告します。
 
クイックマイツ社調査(在上海・華東地区 日系企業 184社:2008年10月調査)
        2009年昇給率(予定)平均・・・9.9%
 
Towers Perrin社調査(在中国企業 572社:2008年10月末調査)
        2009年昇給率(予定)平均・・・8.7%
 
Hewitt社調査(2008年11月調査)※対象企業、サンプル数不明
        2009年昇給率(予定)平均・・・7.5~8.3%
 
智聯招聘賃金データ研究センター調査 ※対象企業、サンプル数、時期不明
        2009年昇給率(予定)平均・・・10.3%
 
公表されているニュースなどから取得できる情報にバラつきがあるため、単純に比較するのは難しいかもしれません。しかし、全てのデータに共通しているのは、「前年(2008年)昇給実績よりも、0.9~1.8%程度低減」している点です。
また、以下は弊社でまとめた過去15年間の上海市における「平均賃金の推移」と「昇給率」をグラフ化した資料です。(平均賃金[当年]の数値は、[前年]実績値とお考え下さい。)
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※給与格差の激しい中国では、「昇給率」は「全員一律」に適用されるものとは言い切れません。データのお取扱いにはご注意下さい。