[2007年5月号]2006年上海市平均賃金

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 先日、上海市労働保障局と市統計局が2006年の上海市平均賃金を発表しました。
2006年度の上海市年間平均賃金は29,569元、月平均賃金は2,464元で、2005年度より10.2%の上昇となりました。
上海市平均賃金とは従業員の税込み収入を指します。これは?政府機関の公務員;?学校など事業単位の従業員;?国営、民営、外資系企業の従業員;④民営非企業(個人事業など)を含む上海地域における企業の賃金総額をそれに従事する総人数で割って算出したものとされています。
2000年から2006年までの7年間で、上海市平均賃金は15,420元から29,569元と、倍近く上昇したことになります。

 

上海市 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年
平均年収(元) 15,420 17,764 19,473 22,160 24,398 26,823 29,569
平均月収(元) 1,285 1,480 1,623 1,847 2,033 2,235 2,464
対前年比(%) 109.0% 115.2% 109.6% 113.8% 110.1% 109.9% 110.2%

  これによって2007年度上海市社会保険納付基数の上限と下限は上記の上海市平均賃金の300%と60%に基づいて調整することになります。つまり、4月から住宅積立金を除いた城鎮保険の基数の上限は7,392元、下限は1,478元となりました。
(*住宅積立金は7月に調整)
上海市平均賃金の上昇に伴い、各社会保険負担金の基数も以下のように調整されます。

 

種 類 05年基数 06年基数 基数増加額
城鎮社会保険 上限:6,705元   上限:7,392元  +687元
下限:1,341元   下限:1,478元  +137元
小城鎮社会保険   1,341元  1,478元 +137元 
総合保険   1,341元 1,478元   +137元