中国国家発展改革委員会（発改委、NDRC）と商務部は2018年6月28日、「外資系企業投資参入特別管理措置（ネガティブリスト）2018年版」を発表しました。
ネガティブリストは外国からの投資を制限、もしくは禁止する分野の概要を示していますが、発改委によると2018年のネガティブリストは参入制限項目を63条から48条に減らし、22分野で開放措置を打ち出しています。このネガティブリスト最新版の適用開始は2018年７月28日からとなります。
今回の発表で、中国は銀行業や農業などの分野への対中投資に関する規制を正式に緩和しています。
緩和された規制の多くはすでに公表されていますが、外資による銀行出資規制が廃止されるほか、証券・保険会社による出資制限は2021年、乗用車製造については2022年に解除されます。
ネガティブリストの参入制限項目以外の分野は中国商務局の事前審査が不要になり、簡易な登録手続を実施すれば開業できることになります。