【2016年7月】土地の価格について

kwarabann_rogo.png

kawara1607_1.png

   毎年7月1日は、路線価の公表日となっておりますが、土地の価格には複数の基準が存在し、一般的には「一物四価」などと言われております。今回は、これらの土地の価格の特徴や違いについてご紹介いたします。

1.実勢価格     

実際の不動産市況において成立するであろうその不動産の売買価格を指します。随時変動し、実情に近いが、取引数が少ない地域や類似物件がないと精度が低くなります。

2.公示地価

国土交通省の土地鑑定委員会が標準的な地点を選定し、毎年1月1日時点の1㎡当たりの正常な価格として、3月中旬ごろ新聞などに発表されます。一般の不動産取引価格目安や公共収用される土地の目安となる価格としています。

3.路線価

国税庁が発表する土地価格。一定の路線に面した宅地1㎡当たりの評価額。これをもとに相続税額や贈与税額を算出します。(路線価が付されていない地域は除く。)公示地価の8割程度が目安となっています。

4.固定資産税評価額

市区町村が発表する土地価格。固定資産税や不動産取得税、登録免許税等の計算のもととなる評価額。土地の所有者に毎年送られてくる、固定資産税課税明細書で確認できます。原則として3年に一度の基準年度に見直されます。公示地価の7割程度が目安となっています。

5.まとめ

kawara1607_2.png