PDF版はこちら →ひろよしくんのみみ 2024年7月号
~ B to B企業が高い利益率を継続する方法はこれだ!! ~
ロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪問し、軍事・経済に関する「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結しました。
これにより、日本・韓国を含む東アジアの安全保障上の脅威が一段と高まる事になるのではと心配しています。
ロシアのウクライナ侵攻を非難する西側諸国の武器供与に対抗し、北朝鮮からの弾薬の受入、ロシアのロケットに対する技術供与が行われることになれば、本当に我々はうかうかしていられないのではないでしょうか?
さて今月は、この様なきな臭い情勢が続く世界で、グローバルニッチトップ企業の日東電工について皆さんと研究してみたいと思います。
日東電工は主に、①インダストリアルテープ、②オプトロニクス、③ヒューマンライフ、④新規事業を行っている会社です。本社は大阪、資本金267億円、売上は連結ベースで9,151億円、東証プライム市場に上場しています。
実は、私が会計ソフトを作っていた時代(今から約40年前でしょうか?)に茨木工場(現:茨木事業所)で使っていただいていました。ありがとうございました!! 
注目すべきは売上高税引前当期利益率で、2020年、2021年と比較すると直近3年間は、一気に15%台にアップしています。この原因は、社長の髙﨑秀雄氏が唱えるグローバルニッチトップ戦略が功を奏してきたからです。
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創業時の工業用テープの製造から、ポジションをスマートフォンやハードディスク、今は核酸医薬事業まで変容させてきた日東工業。シャープが最も持て囃された大型液晶パネルを支えてきたのが日東電工の光学フィルム。
亀山工場を閉めるシャープと新たな製品を開発し続ける日東電工。企業戦略の差を感じるのですが皆さん如何でしょうか?