PDF版はこちら → ひろよしくんのみみ 2023年3月号
～ 企業の安定成長の秘訣はこれだ！！ ～
ロシアのウクライナ侵攻から約1年。これからは地上戦もさることながら、ドローンやミサイルを使った空中戦へと変遷して行くと見られている中で、2月4日中国の気球がアメリカ領土の上空に入ったとして撃墜されました。専制主義か民主主義かで世界が二分され、それが経済にまで影響し無駄なコストと開発が双方で発生する懸念が出ています。この無駄なコストを回避する方法はありませんかね？ また発明をしても、ドローンのように民生用の製品が軍事転用されるのは如何なものかと思います。
発明というと、自社で商品開発する事をモットーにしている会社をご紹介したいと思います。皆さんは、書類整理の開発で成長してきたキングジムはご存じでしょうか？日経ビジネスにて昨年12月から今年1月にかけて取り上げられていましたのでご紹介します。
キングジムの成長と安定は、発明とM＆Aにより仲間を作っていく事。（M＆Aに関しては、2008年株式会社アスカ商会、2014年株式会社ぼん家具、2020年ウインセス株式会社、2021年ライフォンプロダクツ、2022年株式会社エイチアイエムをグループ化しています。）
連結経営指標からも分かるように、売上も利益もコロナ下であっても大きな変化なく推移しています。
宮本彰氏は、入社後ペーパーレス化の到来に危機感を感じ、電子機器を扱うプロジェクトを立ち上げ、「テプラ」を開発。ファイルの背表紙には殆ど企業がこのテプラでタイトルを記載しているのではないでしょうか。
宮本社長曰く、「最初の挑戦者になって、先行者利益を得る！！」これこそ、群れの中で先頭を歩く「ファーストペンギン」だと。
そして、発明は10打数1安打であっても、考案してくれる社風を作りたいとも話しています。
