【2017年12月】あなたの会社、温故一新の精神貫いています~?

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~100年を超える継続企業になる秘密はこれだ!!~

京都の11月は紅葉で観光としては最高の季節。その京都で食事をすると必ず出て来るのが「しば漬け」。

しば漬けと言えば、「土井の志ば漬本舗」。今月は「土井の志ば漬本舗」をご紹介したいと思います。

皆さんは、しば漬けの由来をご存知?
 
平家一門が壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた後、平清盛の娘である建礼門院徳子が京都大原の
寂光院で仏門に入りました。
一人寂しく暮らす徳子に、村の里人たちが赤紫蘇と夏野菜の漬物を献上したところ、
「何と綺麗な紫の葉漬け」と喜んだそうです。この紫の葉漬けから紫葉漬け(しばづけ)と呼ばれ京都大原の名産になりました。
原料となる赤紫蘇ですが、中国から伝わったもので、京に向かう中国人が天皇に献上する為、鯖街道の中継地である大原に立ち寄った際に赤紫蘇の種を落とし、その種から群生したと言われています。
また、大原の地が昼夜の寒暖の差が激しことから赤紫蘇の葉が開いたり閉じたりして縮緬になったという地域の特性も加わって出来た漬物です。
 
そのしば漬を、大原の地で商業化したのが、土井の志ば漬本舗になります。

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株式会社土井の志ば漬け本舗は、紫漬けを大原の里人が丹精込めて作ったその志を社名に取り入れて、「志ば漬け」としています。

健資氏は創業100年の社長就任時に、先代の意志を受け継いで「ものづくり」「人づくり」「組織づくり」として15の志を社是に纏めています。

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「土井の志ば漬け本舗」には、「私の声」という箱を設けて、社員が仕事の事でも、プライベートな事でも相談内容を書き込んで投函できる制度を設けています。 

他社と違うのは、この箱のカギは社長しか持っていないので、社長以外誰にも見られないので社員が何でも書ける事。そして、投函した社員と社長がジックリと話し合って一緒に問題解決を図っています。

100年以上続く企業の強さは、

企業の伝統をしっかりと守り(温故)、

それをベースに常に挑戦し続ける(一新)の大切さ

を「土井の志ば漬け本舗」は忠実に守っているのではないでしょうか!!

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