【2017年11月】あなたの会社、創造への破壊続けています~?

みみ1_20171031.pngのサムネール画像

みみ2_20171031.png

 

 

 

~無限に成長を続けて行く方法はこれだ!!~

色々な方とお会いしますが、「この人できるな~!!」という方は、殆どがリクルート出身者か、今は上場廃止になったコンサルティング会社のLCA出身者の方です。話をしている時に、「ところであなたの前の会社は右Right(RECRUITのR)ですか?左Left(LCAのL)ですか?」とよく聞いたものです。

ですから私の回りの企業のトップや仲間はRとLの方ばっかり!!

他社の方とは、その発想力と事業をやり遂げる熱意が違うと感じます。

 今月は、そのRecruitについて話をしたいと思います。年配の方ですとリクルートの小会社であったリクルートコスモスの未公開株贈収賄事件を思い出されると思います。

政治家12人が起訴され、創業者の江副浩正氏がその責任を取って退任。負の遺産を引きずりながら、その後見事に本業のみで当時の債務1兆4千億円を返済して2014年には東証一部に上場。

2018年度の決算では売上高2兆円を超えようかという勢いです。

みみ3_20171031.png

リクルートのビジネスは、企業と人、人と人との出会い、マッチングから生じる「不」(不安、不満)を解消する事。

みみ4_20171031.png

その他にもビジネス支援のAirウェイト、中古車関連サービスのカーセンサー、グルメ情報を流すホットペッパーなど多種多様なビジネスモデルを展開。

リクルートの経営スタイルは、10人~100人を一つの組織にした独立採算制のユニット経営。そして良いサービスであれば自社のサービスを破壊してでもより良いサービスの提供を図ろうとするカニバリゼーション(共食い)思想。

みみ5_20171031.png

実際、2012年に約1千億円を投じて求人検索サイトのインディード(indeed)を買収。当時インディードの売上は100億円でしたから大変高い買い物。しかし5年後には年間売上が1千250億円に成長。現在世界60カ国以上で月間2億人が利用する世界トップの転職ネット検索サイトになりました。

みみ5_20171031.pngのサムネール画像

 しかし、この成長はリクルートの人材募集事業の売上2千666億円を奪ってしまう可能性がありますが、マッチング成功報酬や広告事業が、将来はネットの方向に行くと読んでいるからこそ出来る事。

リクルートでは、上司が部下から相談を受けた時の合言葉として、「おまえはどうしたいの?」と尋ねるそうです。

「おまえはどうしたいの?」と尋ねられる事は、批判や第三者的な意見を言うのではなく、常に当事者意識を持って相談し、解決する手段まで解答を用意しなければなりません。そしてその案件を単に
話だけで終わらせずに、当人が専任者となって相談解決までの予算を貰うそうです。

新しい事業を次々と興す企業は会社自体に新規事業を受入れ、育む土壌があるのですね。

みみ6_20171031.png

みみ7_20171031.png