シャープは台湾の鴻海精密工業が4890億円で持株66%を取得する事で決着の方向で動いています。日産にルノーの資本が入り、東芝白物家電事業部門が中国の美的に譲渡され、日本のブランドが海外企業に買収される一抹の寂しさはありますが、対日投資を受け入れない日本企業にとって漸く真のグローバル化の波が来たのではと私は喜んでいます。
シャープの創業者は早川徳次氏。彼の常に新しいものを追いかける姿勢さえ残っていれば、誰の手に経営が渡ってもシャープのベンチャー精神は脈々と引き継がれていくのではないかと思うのですが…??
という波乱万丈の生涯ですが、
常に社員には「他社に真似されるものを作れ!!」と発破をかけ、世間では「松下電器はマネシタやけど、早川電機はハヤマッタ電機」と言わしめました。
その早川氏がチャンスを得る為に心がけた事は、
①信用の蓄積、②資本の蓄積、③奉仕の蓄積、④人材の蓄積、⑤取引先の蓄積 という五つの蓄積を怠るな です。