

 外商投資企業に義務付けられている連合年度検査(「連合年検」)が2015年
7月16日に正式に開始されました。
 連合年検とは、中国政府の各部局(統計局、税務総局、商務部(商務委員会)、
財政部(財政局)の4部局)に前年度の業績、従業員数の変動、董事・監事の氏
名やパスポート番号等の会社情報を申告・報告することであり、手続きとしては、
専用ホームページにて情報の入力を行います。
 例年の連合年検の期限は、6月末で専用ホームページにて情報入力後、政府の
各部門が窓口を開設する「連合年検センター」に紙資料(財務諸表等)を提出す
ることとなっておりました。
今年(2014年度分)については、7月13日にようやく手続開始の通達があり、
専用ホームページでの情報の入力期間は2015年7月16日から2015年10月15日
とされました。なお、現在までのところ、2014年度分については、連合年検セン
ターは開設されず紙資料の提出は不要とされておりますが、董事・監事のパス
ポート番号など、専用ホームページ上で入力が必要とされる情報が追加となっ
ています(紙資料の提出については、詳細の通達を待つこととなります)。
 また、以前は、工商局も連合年検に参加しておりましたが、2013年度分より
「工商公示(年度報告)」という独自の年度報告制度を実施しています(中国
(上海)自由貿易試験区内の企業については、2013年度の連合年検は不要となり、
工商公示(工商局)、外貨年検(外貨管理局)の各年度検査・年度報告のみでし
たが、2014年度については未だ明確な通達がでておりません)。
 ※1 外貨管理局も単独の年度検査を実施しており、自社もしくは会計士
   ※1 外貨管理局も単独の年度検査を実施しており、自社もしくは会計士
     事務所のみ手続きを行うことができます。
   ※2 税関登記を取得している企業については、今年(2014年度分)から、
     税関が独自の年度報告を求めております。なお、開始当初の期限は
     2015年6月30日とされておりましたが、期限が延長され、9月30日が
     2014年度分の期限となっております。 
 2014年度分の連合年検の期限まで日数がありませんので、外商投資企業の
皆様、どうぞ、お忘れのないようご注意ください!
 
							![[2015年9月]連合年検が開始されました](https://myts.co.jp/login_myts/wp-content/themes/myts_tpl/images/pagetop_post.png)