[2015年9月]連合年検が開始されました

shanhai_rogo.png

 

 

shanghai1509_1.png

 外商投資企業に義務付けられている連合年度検査(「連合年検」)が2015年
7月16日に正式に開始されました。

 


 連合年検とは、中国政府の各部局(統計局、税務総局、商務部(商務委員会)、
財政部(財政局)の4部局)に前年度の業績、従業員数の変動、董事・監事の氏
名やパスポート番号等の会社情報を申告・報告することであり、手続きとしては、
専用ホームページにて情報の入力を行います。

 


 例年の連合年検の期限は、6月末で専用ホームページにて情報入力後、政府の
各部門が窓口を開設する「連合年検センター」に紙資料(財務諸表等)を提出す
ることとなっておりました。
今年(2014年度分)については、7月13日にようやく手続開始の通達があり、
専用ホームページでの情報の入力期間は2015年7月16日から2015年10月15日
とされました。なお、現在までのところ、2014年度分については、連合年検セン
ターは開設されず紙資料の提出は不要とされておりますが、董事・監事のパス
ポート番号など、専用ホームページ上で入力が必要とされる情報が追加となっ
ています(紙資料の提出については、詳細の通達を待つこととなります)。

 


 また、以前は、工商局も連合年検に参加しておりましたが、2013年度分より
「工商公示(年度報告)」という独自の年度報告制度を実施しています(中国
(上海)自由貿易試験区内の企業については、2013年度の連合年検は不要となり、
工商公示(工商局)、外貨年検(外貨管理局)の各年度検査・年度報告のみでし
たが、2014年度については未だ明確な通達がでておりません)。

 

shanghai1509_2.png   ※1 外貨管理局も単独の年度検査を実施しており、自社もしくは会計士
     事務所のみ手続きを行うことができます。
   ※2 税関登記を取得している企業については、今年(2014年度分)から、
     税関が独自の年度報告を求めております。なお、開始当初の期限は
     2015年6月30日とされておりましたが、期限が延長され、9月30日が
     2014年度分の期限となっております。 

 

 

 

 2014年度分の連合年検の期限まで日数がありませんので、外商投資企業の
皆様、どうぞ、お忘れのないようご注意ください!