今回は中国におけるパートタイムについてご紹介いたします。
中国にはアルバイトという概念はありませんが、パートタイムという概念はあります。
しかし、日本のパートタイムと違い就業時間に関してしっかりと定義づけされています。
契約を口頭で結ぶことができ、契約の解除が容易にできる。そして経済補償金の支払
い義務がない。とても魅力的な制度に見えますが、その反面、時間管理、給与支払いな
どの管理の負担が増えます。従業員の時間管理ができず、通常労働者のように取り扱っ
てしまえば労働契約の締結義務違反にもなりかねません。
また従業員に直接、給与と保険料を支払うことになるため、書面で給与内訳等を規定
していない場合、保険料の支払い等で揉めるリスクもありますので、口頭での契約にも
注意が必要です。