中国における会計に関する国家資格について簡単にまとめてみました。
会社を設立し税務登記を行う際に、会社財務担当者の内一人の会計従業資格証(上崗証)番号を税務局に登録することになります。このため、少なくとも一人は会社に会計従業資格証(上崗証)を持つ者が必要といわれます。2から4の初級会計士・中級会計士・高級会計士は、すべて1の会計従業資格証を持った財務担当者が、実務年数を経た後に受ける試験となります。大学本科を卒業して中規模企業で財務担当をする場合、1の会計従業資格証を経た後、初級会計士の受験資格を得ます。初級会計士に合格してから、4年の実務年数を経た後、中級会計士の受験資格を得、中級会計士に合格してから5年の実務年数を経て高級会計士の受験資格を得ます。高級会計士になるのに、少なくとも9年の実務経験が必要ということになります。かなり大変ですね。
上記5・6・7はすべて通常企業の外部の資格となります。登録会計師(CPA)の資格があっても、必ずしも会計従業資格証(上崗証)を自動的に持っているわけではないので、ご注意を。